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2009年 08月 30日
![]() ニューアルオープンを目指して再構築しております「こまいぬや」ですが、 この秋の、出張とそれにともなう雑務により更新が大変遅れております。 10月中の再開を目指しておりますのでいま暫くお待ちくださますよう、 どうぞよろしくお願い致します。 ********************************* 改装後にはもうすこし作品の持つ雰囲気と臨場感が お伝えできるようにしたいと考えています。 また、ラインナップについても再考しており、 ネットならではのピンポイントな作品を中心にしたいと考えております。 実店舗やイベント・展示会などでご好評いただいております ラスター(虹彩)釉の器もののシリーズについて、 『ネットでの販売はないのですか?』とのお問い合わせが時々あるのですが おかげさまでネットに掲載する間もなく 作ってわりとすぐに在庫がなくなってしまう現状でして、 ネットの更新の方が追い付きませんでなかなか難しいものがあります。 本当はネット用・イベント用・展示用・と大量につくれれば良いのですが、 作品の性質上量産が出来ないというところがあり、 現在ではラスターシリーズのネット販売は難しい状況です。 ただし、期間限定として掲載する方法をとれば可能ではないかとも 考えておりますので今後の検討課題としております。 ネットショップはネットショップなりの楽しみ方でお買い物を楽しんで頂けたらと思い、 今回の改装をすることに致しました。 どうぞ今度ともよろしくお願い致します。 ※改装中もお問い合わせ・ギフトご相談等お受け致しますのでどうぞご連絡下さいませ。 >>ショップご連絡フォーム ▲
by majo_ceramica
| 2009-08-30 13:20
| おしらせ
2009年 08月 28日
![]() 今朝気が付いたらびっくりする程紅いゼラニウムのつぼみが。 ねむの木の花ももう明日には開花しそうです。 ************************************ 先日、国立博物館の「伊勢神宮と神々の美術展」を見に行きました。 同時開催中の「染付−藍が彩るアジアの器」 も観覧。(伊勢展の凛とした場内の空気と比べてこちらはかなり緩い感じで楽しめました) 伊勢展の方の出展はかなり見ごたえがあり(でも出展数は少ないかも)、 もしこれから行かれる方は少なくとも古事記は読んでから行った方がいいかも。 神話の世界が、実際はただの神話ではなく、この日本の地で生まれ、 そして育ったものだと言うことが少しは体感できるかも知れません。 個人的に特に惹かれたのは鏡。内宮に祭られていたと言う古鏡を 目の前に見られるという機会もそうそうないとは思いますが、 その装飾は非常に素朴かつ繊細・優美で、私が分かる範囲内でも 数霊などを踏まえており、分かる方が見たらきっともっと いろいろなことを伝えているのだろうな、と思わせる鏡でした。 神宝の鉾や盾も、本で読んだだけではなかなか想像し難いものが、 実際にはこういう形のこういった大きさの、 こういった素材のものなんだ・・と感慨に耽りつつ観覧。 剣・鉾などことごとく錆び朽ちていたのですが、 これ、きっと素材に意味があると思わされます。 現代みたいに錆びないようにステンレスで・・じゃ、 本末転倒なんだろうなぁ。 錆び錆びに錆びて朽ちた剣や鉾を見ていると、 熱田神宮に赤土で包まれて奉納されている「草薙の剣」を思い出します。 また遡って、鉄の誕生はイザナミノミコトがカグツチノミコトを産むことにより 展開されていったといわれていますが、 鉄(錆)・土(赤土)・血(丹)の深淵な繋がりを思わされます。 先月は三輪山にて伊勢を思い(謡曲「三輪」にて更に確信)、 そして今回の伊勢の展示の剣のところで、 以前から気になって居た タケミカヅチノカミを祭る鹿島神宮を思いました。 家に戻って来てから学生社版の「鹿島神宮」を早速読みはじめましたら いろいろな事がまた分かって非常に興味深いのですが、 伊勢との繋がりに関してはこんな事が書かれていました。 以下は江戸の中期からの信仰とされてるそうですが、 「伊勢の蔭参り(かげまいり)」または「裏伊勢詣で」と言って 東国の者が伊勢参宮に行く前後に鹿島・香取に詣で、 (更に息栖(イキス)神社とも合わせて「東国三社詣」と言う) 平安を祈る習慣が現在でも引き続いているとの事。 東国三社も日本史上かなり重要な神社。 なんだか、というかやはりというか繋がりがありますね。 今展覧会のカタログのプロローグに載せられて居た 「倭姫命世記」より以下転載。 『きたなき心無して、丹(あか)き心を持って、清潔くいみ慎み、 左の物を右に写さず、右の物を左に移さずして、左を左とし右を右とす。 左に帰り右に廻る事も、万事違う事なくして大神に仕え奉る。 元(はじめ)を元とし本(もと)を本とする故なり。』 ▲
by majo_ceramica
| 2009-08-28 14:24
| 見るもの聞くもの
2009年 08月 27日
![]() 仕事柄もあって天候や気温に敏感になります。(曜日とか日にちとかはたまに分からなくなりますけどね) 汐留のイベントでご好評いただきましたアイテムのひとつ、ワインカップの在庫がだいぶん寂しくなって来たのでいくつかつくってみました。(写真は乾燥中) このシリーズ、同じ形はつくらないときめてます。 今回作ったぶんは脚の形にけっこう変化をつけてみました 奥多摩でのイベントが完成品の初お目見えとなるでしょうか。 9月は2つのイベントに参加させて頂きます。 どちらも会場に行っております。 奥多摩の山と森の空気、そして浜名湖畔の風と空気、 どちらもお薦めですので、ぜひとも自然を感じにお出かけくださいませ〜! **************************** ◇9月19日(土)・20(日) 奥多摩アート・クラフトフェスティバル>>公式サイト 会場:「エミケンのお店」にてグループ展 ◇ 9月26日(土)・27日(日) 10:00〜16:00 浜名湖アートクラフトフェア>>公式サイト 会場:浜名湖ガーデンパーク **************************** 先日知り合いと、クーラーを置かない主義だという話しをしていたら もっとうわ手がいらっしゃいました。 扇風機も置かない主義という方が。 毎年いつもウチワや扇子で暑さをしのいでおられるとの事。 徹底なるエコ。おみそれいたしましたー! ▲
by majo_ceramica
| 2009-08-27 18:11
| 陶/準備・その他
2009年 08月 26日
以前おぼえがきに書いたことがありますが、
三重県県、明和町蓑村の土器調製所は 伊勢の神々への朝夕の御饌(神様のお食事)にお出しする際使用する カワラケ(土器)を作っているところです(もちろん現在でも)。 潔斎をした奉仕の方々が作られた器たちは低温で焼かれ 神前にお出しした使用済のものはすべて割って土に還します。 珍しいそのカワラケ制作風景のシンプルな動画が載っているサイトを見付けました。 (リンクさせてもらいますが問題がある等ご指摘ありましたら速やかに削除致します) >>http://hometown.infocreate.co.jp/kinki/ise/ 調製所では、古来からの技法(少なくとも伊勢神宮の建った年代から考えて最低でも2千年以上は前から)がそのまま受け継がれていると言われています。 手ろくろなのですが、気になったのはろくろが左回転ということ。 ウズと回転・・は日本神話や神道では大切なキーワードの一つです。 その回転方向にも当然意味があります。 一般食器でも、日本古来から器を作っている非常に古い窯元では 今でも左回転のロクロを使うというような話を聞いたことがありますが 今回この動画をみて納得してしまいました。 (ちなみに例え古い窯元でも外来(韓国・中国?)からの技術を伝授された所では 右回りのロクロで器をひくのだ、とも聞きました。 もしくは右回転のロクロを使っている窯元は、 紀元後1000年以降とかの比較的新しい窯元かもしれません。<これはまだ未検証ですが) 神宮の調製所ですから、必ずこういったものの回転方向にも意味があるはず。 祭祀に関わることですので利き手だとか使いやすさだとかは二の次です。 いま単純にわかるのは、例えば、 左=陽ということ。(イザナギノミコトがが禊ぎをした時、 その左目から生まれがアマテラスオオミカミ) カワラケに使われるのは赤土=陽ということ。 (追記:リンク先の動画では作っているのが女性だけれども、 他に資料などに出てくる写真でも女性がロクロを使っているのを見ました。 機織りが女性というのは周知だけれど、 カワラケも女性につくらせる事に意味がある? もしくはこの地域にあった斎宮と関連がある?) それに回転といってもただぐるぐるまわるだけでなく、 回りながら螺旋を描いて上に登って行く事にも 非常に大きな意味があると見受けられます(器はそうやって作られますよね)。 その一連の流れを司る回転の方向は、 まず左に回す、というのが基準のような気がして成りません。 (古事記で有名なイザナギ・イザナミの国産みの段の、 こおろこおろと回す矛の回転もきっと左回転だったのではないでしょうか。 陽(左)がまず発動しなければ、陰(右)がそれに先立って動く事は出来ない、 という神道上の法則がありますからきっとそうなんだろうと思う訳です。) スペインに居た時お世話になった窯元は、 ここも非常に古い窯元の町で(スペイン最古とも言われている) 紀元前数百年前までの窯元としての記録は確実に残っているのですが、 ここでもまた、ロクロの回転方向は左です。 電動ロクロの時代になって、 右利きの人にとっては単純に右回転の方が水びきしやすいだろうに、 それでもあくまでロクロは現代でも左回転なのです。 東端の国と西端の国で共通項があるというのもおかしなものです。 カワラケを切っ掛けに調べてゆくとまたきっと面白いことがわかりそうです。 ▲
by majo_ceramica
| 2009-08-26 17:41
| 見るもの聞くもの
2009年 08月 25日
パン用に作ってたお米とにんじんの酵母が
はや2日目にすっぱい匂いを放っていたので作り直しました。 現在は冷蔵庫にて熟成中(出来上がりまでに時間はかかるけど)。 気温30℃超えると腐りやすいので要注意なのですが、 ちょうど真夏日にあたってしまったのが失敗の原因。 室内日陰・風通しがよくても湿度が高い日本の夏では難しい。 2年前にスペインでも酵母を作ったのですが、この時はすんなりいきました。 日中の平均気温43℃のスペインですが、日陰が涼しいのは乾燥しているから。 酵母が腐らなかったのは、乾燥していることと、 たぶん室内の日陰で風通しのよい場所は30℃以下だったからなのでしょうね。。 パンと言えば、 スペインのパン屋さんは主に天然の酵母でパンを作ります。(ヨーロッパは皆そうかな) だからパン屋さんといえば夜中12時ごろから仕事が始まるのが常識です。 化学物質でふくらませた出来合いのパンは、姿形はパンらしくても全くの別物だそうです。 スペインでは、出来合いのパン(いわゆるスーパーなどで売っている ビニール包装で出荷されているパン)というのは、 あることはあるけど正直かなり不味い。 日本とちがって、出来合いのパン=ニセモノのパン、の研究には力を注がない そこにエネルギー使わない、という感じでしょうか。 日本のスーパーなどにある出来合いのパンは、 昔と比べてかなりおいしくなっていますよね。 本来の穀物の味はほとんどしないけど。 出来合いのパンが美味しいのは添加物のたまものだそうですが、 スペインでは、出来合いのパンが不味いのは、 法律でパンへの添加物が認められていないからかもしれません。 天然酵母のパンのマイナス点はできあがるまでに時間がかかると言うこと。 だからパン屋さんは深夜12時から明け方までかかって 朝食用のパンを焼き上げなければなりません。 先日のおぼえがきに書いた、 友人が焼いてる非常においしいお米の天然酵母のパンを 最初に焼きはじめた草分け的な方が著された本があるのですが、 それにはこんな風に書かれていました。 (天然酵母パンに関心のある方にはすでに十分ご承知の事だとは 思う内容ですが、とりあえず以下一部を転載させてもらいます) ********************************************* パンイーストはすばり言って有害です。 パン工場で働く職人たちはそのことをよく知っていて、 焼き立てのパンは胃を荒らすからといって決して食べません。 パンイーストで醗酵がピークに達した時に、アルコールの匂いと一緒に、 気絶しそうな薬品のガスが発生してくるのです。 家庭のパン焼きにつかわれているドライイーストにいたっては、 焼き上げる時になんともいやな薬くさい臭いを発散させます。 それにくらべて天然酵母は醗酵した時に芳醇な美酒の匂いが充ち、 焼き上げた時にも、うっとりとするようなかぐわしい匂いがするのです。 私はいつも、ああパンの花の匂いだ、と思わず深い息をしてこの匂いを嗅ぎます。 こうした個性的なすばらしい香りは、 ほんものの醗酵食品ならすべて持っています。 (中略) 日本の食品メーカーは、速く作って、匂いなども香料を添加し、 いかに本物そっくりのにせものを作るか というようなことばかりに努力しているのです。 醗酵食品は時間をかけることなしには成り立たない食品なのです。 添加物を使用している速製のものを 醗酵食品として決して認めるべきではありません。 ほんものかどうかを、人間は見抜けなくてはなりません。 面白いことに、ショウジョウバエのような小動物はほんものの醗酵食品を ちゃんと知っていて、どこからともなくやってきてたかります。 (中略) 食品添加物の危険さを、小動物たちは本能的に察知しています。 人間にくらべて致死量がわずかですから、それだけ敏感に反応するのでしょうか。 私たちも食品を口にした時、それがほんものかどうかを見抜く感覚 と知識を身につけなくては、健康に生き抜くことはできません。 科学調味料をふんだんに用い、添加物だらけのインスタント食品を うまいと感じような人間が多くなっていることは確かで、 哀しむべき感覚の低下です。 山内宥厳 著「楽健法」より ********************************************** 著者が奈良のお寺の和尚さんなので多少説法的な記述もあるのですが おっしゃっていることはいちいち納得ものです。 今日の昼食に生ハムサラダを食べたのですが、 ハムの薬品臭いことに驚きました。キモチワルイ。 スーパーなどで売られているハム・ソーセージは薬品漬けの極みだと聞くので 普段からあえて食べないように避けていたのですが、、生ハム、おまえもか。 スペインのものとは完全に別物でした。 もともと保存食である生ハムは塩に漬けられ油脂でガードされているので (油脂部分は食べる時にナイフでそぎ落とします) 添加物など加えなくとも長期保存が可能です。 自分の経験では脚一本ぶんの生ハムが、 常温で約半年間、味が落ちることもなく保ちました。 (半年で食べきったのでもっと持つのかも知れませんが) 安易でなんちゃってなものがその国本来の物だという勘違いを与えるアンチ文化交流。 パンは本来のパンではなく 生ハムも本来の生ハムでないものが、 もうここまできたら 本物のような顔をして居座ってる。 これも著しいエントロピーのひとつ、でしょうか。 少なくとも気持ち悪いなぁと感じたものは食べたくないと思います。 気がつくと言うことがまず大事ですね。 ▲
by majo_ceramica
| 2009-08-25 13:18
| 思うに・・
2009年 08月 24日
能の謡曲でとても有名な「三輪」だそうですが、
まったくそちらの世界に疎くて 気になりつつもなかなか調べると言うところまで行っていなかったのですが 最近読み返している「大神神社」宮司・中山和敬著(学生社版)の本に この謡曲粗筋がのっていました。 いや、面白いです。 以下同著よりあらすじの部分を転載させてもらってみます。 *********************************************************** 大和国三輪山の山陰に玄賓(げんぴん)という高僧が庵を結んで世を避け、 ひたすら仏道の修行に明け暮れ、弘仁五年律師の位を授けられたが、 「三輪川の清き流れに洗いてし衣の袖はさらにけがさじ」を示して、 これを固く辞退する程であった。 この僧都のもとへ毎夜、少女が仏に供える樒(しきみ)と閼伽(あか)の 水を携えて訪ねてくる様になった。 偶々秋の夜寒に僧都の衣を一重賜りたいと申し入れた。 僧都は衣を与え、少女に向かってあなたの住居はどこかと尋ねると、 その少女は「わが庵は三輪の山本恋しくば訪(とぶ)らひ来ませ杉立てる門」 の歌を詠んで消え去った。 僧都は不思議に重いながらも三輪明神の社頭へ来ると、 大杉の枝に自分が与えた衣が掛かっているのを見付けた。 近寄って見ると衣のつまに、金文字で 「三つの輪は清く清きぞ唐衣来ると思ふな取ると思はじ」 と書かれているので、 なおも読み返していると三輪明神の声がし、 やがて女神の姿で現れたまい、 三輪の尊い神話を語り、 天の岩戸の神遊びをまなんで神楽を奏し、 伊勢と三輪の神は一体分身であることを申されるのである。 「思へば伊勢と三輪の神、一体分身の御事、今更何と岩倉や、 その関の戸の夜も明け、かく有り難き夢のつげ、 覚むるや名残なるらん、覚むるや名残なるらん」 と舞い納める。 「大神神社」中山和敬著(学生社版)より *********************************************************** 大神神社では大神祭の翌日に必ず毎年この「三輪」が奉納されているそうです。 大神神社のご祭神は 大物主大神。御神体は三輪山そのものです。 先月三輪山に登拝させて頂いた折り、 頂上の高宮社におさめられていたのは日向御子神でした。 さらに頂上の奥にある古代の祭司場といわれる奥津磐座にも思う所あります。 「伊勢と三輪の神は一体分身」。。。このことばが何故かすんなりと来ます。 またまたパーツが集まりつつありますが、 自分できちんと納得して確証できるまで心にとどめておく事にします。 勉強することが多岐に渡って本当にてんこもりですが、 日本の本来の根源を知るという意味でもそのかいがあります。 (学校の歴史の授業では聖徳太子以降外来の仏教史は教えても もっと古くから日本にある神道的文化の成り立ちについては あまりにも不自然な事に、全くといっていい程何も教わらなかったから) 古代日本、大和の中心地であった三輪の地は非常に興味深くて、 この謡曲もしかりですが、記紀はもとより三輪古来の伝承と重ねて、 かなり・・立体的な歴史的構造が見え隠れしているのが やっとほんの少しですがわかってきたところです。 ▲
by majo_ceramica
| 2009-08-24 00:33
| 見るもの聞くもの
2009年 08月 22日
差し芽でがんばっていたブルーキャットミントが枯れてしまいました。
とうとう全滅です。植物にも分けて頂いた方にも申し訳ない。。 しかしこの苗を分けて頂いた方(元お花屋さんの現陶芸家さん)に 伺ってみたら、彼女宅でもやはり全滅とのこと。 今年の東京の気候があまりにじめじめだったせいなのか・・。 ![]() キャットミントと同時期に購入したブラックマロウは、いつまでたっても葵の御紋そっくりの葉っぱをちょびっとずつ延ばしては枯れ、延ばしては枯れ、をくり返しています。(やっと葉っぱが6〜7枚) こんな調子で大きく成長・開花するのに2年くらいかかるらしい。 マロウ・ティーを飲めるのはまだまだ先の話し・・。 ![]() とくに多肉はジャングル化して勢いありすぎて恐怖心すら感じます。たくさん植木鉢作って株分けしてクリスマスイベントに持って行こう・・。左写真は多肉の冬もみじ。秋〜冬の間紅葉するので、葉形も綺麗だし、クリスマスにぴったりかも。 もひとつ多肉以外で元気旺盛なのが五色唐辛子。 名前に「唐」と付いてるけど、この種は唐ではなくポルトガル原産。 今年の気候が性にあったのかどうか知りませんが、 7月に一度、実を収穫したのにまた花が咲いて、 いま沢山ちいちゃな実がなっています。 これからどんどん色付くでしょう。まさに大収穫です。 ただ食用でないのが残念な気もするのですが。 (でも辛いの苦手だから自分では食べないけど) 採った種はまた来春捲こう。 下写真はその五色唐辛子の花。可憐。 ![]() うちのベランダで開花しているのは ねむの木(この夏3度目のつぼみ膨らみ中)と 謎の多肉のショッキングピンクの花と 同じく多肉のシモノアシタと 五色唐辛子。 あいかわらず統一性のない場末のジャングル状態です。 ![]() 追記: 花瓶挿しの榊の葉裏にぷっくらと実がなっていました。 いつ花咲いたんだろう。。 日陰と湿気好きの植物たちには今夏は天国だったのかも。 ▲
by majo_ceramica
| 2009-08-22 14:46
| ふとおぼえがき
2009年 08月 21日
昨夜、スペイン語講座をみていたら
むくむくと里心がつく、というのかそんな心境に。 今期の講座は特にアンダルシアの日常レポートを沢山取り上げてくれるので うれしいやら懐かしいやら。 向うの家族に会いに行きた〜い。ラランブラの地平線をみた〜い。 幼い頃、引っ越しを転々としていた故に故郷というものがない私にとっては このラランブラの町と親しい人達は、唯一故郷と思える場所なのです。 この夏、日本へ遊びに来るといっていたラランブラの友人ファミリーから めっきり連絡が途絶えたと持っていたら、 いま向うでは陶芸エキスポの真っ盛りだったのでした。 一年で一番大きな陶芸のお祭り。 きっと忙しくててんてこまいなのだろうなぁ・・。 今年もコンクールの応募要項送られて来ていたけど、制作してる時間がない・・。 今年はオブジェを作るといいつつ結局手を付けていない。 このままではいかんと、今日はオブジェ用の土を再生していました。 先日夜中に突然流動的な馬のフォルムが浮かんだので 飛び起きてスケッチ。 私の場合、作品のイメージはわりと完成形で頭に浮かぶ事が多いです。 夢中でスケッチしてて、気付いたらもう明け方の5時近かった。 今度はコイツを頭から出してやらなきゃ。 そしてスペインの友人達。 『たぶん日本へ行けるのは今夏ではなく、 来年のセマナ・サンタの連休の時になりそうだけど心配しないで・・。』 との、メールが届いていました。切ない。 いま俯瞰で冷静に思えば、こまかい理由はいろいろあれど詰まる所、 日本の古文化を勉強するという切っ掛けがなかったら たぶん日本へ帰ろうという発想は起きなかっただろうな。 そういう意味ではやはり日本でなければ勉強できないことが 沢山あったので帰って来てよかったです。 元来の日本は好きだし。 この国の歴史と文化は相当興味深く、いちど勉強し出すと なかなか神代・縄文時代から先に進めません。。というか、 根源を知りたいと思うとどうしてもそうなります。 たとえ進んでも桃山時代あたりまで来たらまた戻って、行ったり来たり。 記紀はもちろん延喜式やら考古学やら和歌やら総べてが繋がって・・ 一生かかっても終わらない勉強。 どうでもいいうわべばかりが邪魔臭くて現代ではなかなか見えにくいけれど でもやっぱり今も息づいているのだなぁ、という古代からの事象。 日本人は何故食事に箸を使うのか? 日本人はなぜ毎日湯舟に漬かるのか? やっと日本の事をちょっとはまとも(?)にスペインの人に説明できるかな? 自分で地道に勉強してゆくと、 簡単にネットで検索して答えが得られる筋の物ではないことがわかってきます。 日本のことを狭い視野でなく、海外からの視線でフェアに見られるようになった と言うのも、私には大きな財産。この目からウロコはスペインからのプレゼント。 (古来民族に密着してきた宗教文化というものの事とか.. 日本は米国にすっかり洗脳されてしまった(しまっている)から。 まぁこれが戦争に負けるという事なのでしょうけれど、 それすら鈍感にさせられて・・改めて本当に恐いことです。 恐いと言ってるばかりではなく、やはりまずは勉強して知ること。 片寄らずに知ることが生きることにつながってゆくと良いなと思いつつ。 それから、古文化の勉強以外にも、じっさい帰国してみたら思わぬ事に 陶芸を通して日本で活動の場を沢山頂いている、 そして沢山の方に見て・使って頂いている。。 本当にこれには、いつもこのブログを読んで下さっている方々を含め、 お力添えを下さっている方々に心から感謝しています。 ▲
by majo_ceramica
| 2009-08-21 23:04
| 思うに・・
2009年 08月 21日
![]() 蜜ロウの量の約15〜20倍くらい?の量の太白ごま油(匂いがないのでクリーム向き)と一緒に、陶の小鉢に入れて、電子レンジでしつこく3回くらいチンします(湯せんがめんどくさかったので・・)。蜜ロウが溶けるまで割り箸などでよくよくかき混ぜます。 ![]() 写真のはまだ完全に冷めてないので透度が高くておいしそう、、冷めるとバターくらいの固さの不透明なクリームになります。(※使用する道具や容器はすべて事前にいちおう丁寧に洗ってから煮沸消毒してあります) ごま油と、メディカルグレードの精油を使ったので、リップクリームとして使ってます。 塗ると蜜の香りもして、美味しそう。食べても大丈夫なんですが、たぶん美味しくない。 (もしクリームを作ってみようという方がおられたら、あくまで自己責任で。 アレルギーなど心配な方は専門の信頼できるアロマセラピストさんなどに 相談してからの方がよいと思います。) ▲
by majo_ceramica
| 2009-08-21 15:50
| ふとおぼえがき
2009年 08月 19日
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