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2008年 04月 12日
昨夜は友人の出ている舞台「とけながら降ちてきた雪」を観る為に芸術劇場へ。
ここの劇団の幕末ものは好きだ。 とくに幕末ファンというわけではないのだけれど。 劇団の10周年記念公演ということだそうで、ここのところ建て続けに良い作品を上演しているこの劇団「前方公演墳」。前回の公演ではやはり再演だった『IZO』に再び夢中になり、ひきつづいて今回は坂本竜馬もの。 初演の5年前と比べると、龍馬がずっとずっと優しくなって帰ってきたように感じました。舞台が終わってみれば、穏やかな表情の龍馬の印象ばかりが心に残っています。 プログラムに作・演出のデビット宮原さんが書かれていましたご挨拶の最後の2行。 『でもやはり、坂本竜馬の最大の謎は、どうしてこれほどまでに愛されたのか、ということなのです。この作品で僕は、そのことを皆さんに、解き明かして欲しいと思っています。』 その謎は舞台の上で、あの終始優しい表情をしていた龍馬がみごとに解き明かしたのではないでしょうか。。 友人円谷奈々子さんは龍馬の姉坂本乙女の役で出演。彼女はこの劇団のすでに大御所なのですが、今回の舞台でまたまた新境地を切り開いていました。可憐な彼女が、骨太のどどーーんと逞しい乙女を存在感たっぷりに演じていたのは嬉しい驚きでした。こぼれでるような一切の濁りのない言葉(台詞)の端々に、どきどきしながら見入ってしまいました。。 最近は忙しさにかまけて観劇から遠ざかっていたので、今週は玉三郎と龍馬と、嬉しい演劇週間でした。わかってはいる事ですが、自分が陶芸をしているからといって陶芸を見る事ばかりが勉強じゃないなぁ、、とつくづく感じ入ります。 素晴らしい刺激をありがとう。感謝です。 やっぱり舞台はだいすきだ!
by MAJO_ceramica
| 2008-04-12 22:15
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