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2006年 07月 26日
今回の横川のイベントでよかったなと思う事が幾つもあるのですが、そのいちばんは、やはり人との出会い。愛知からいらしていた筆職人北村さんに出会えた事もそのひとつです。「あいち職人衆」という愛知県の職人会のトップにいらっしゃる方。
同業種での組合や職人会は常識的になってるけれど、北村さんは「このさきものづくりは同業種だけで集まっていてはどんどんダメなる」と実感され自らあいち職人衆を立ち上げました。そこには、筆・陶芸・染色・木工・金工etc.いろいろなジャンルの職人さんが所属されて、それぞれの特性を生かすような展開をされています。 北村さん曰く『たとえば陶器とお茶の農家さんが組んでごらん。お互いに顔が見える訳だから、”あのお茶を美味しく飲む為の湯飲みを作ろう”、とか、農家の方も、”ああいう器で飲んでもらうのか”とか、そこでひとつの具体的な強い繋がりができるでしょう。展示会にしたって、それぞれ顔が見える職人どうしが生み出したものたちがしっかりとタイアップした空間ができる。来てくれたお客さんには、全てを五感で味わってもらえるようなものができるでしょう。』 お話をされている北村さんも楽しそうだし、伺っているこちらも楽しくなってきます。 北村さんの筆は逸品ぞろい。 私は自分の絵付けした作品を北村さんに見てもらって、こういう線の時はこの筆、こういう顔料で書く時はこの筆、と沢山のアドバイスをして頂きました。試し書きもさんざんさせて頂いて、気に入った筆を何本か購入。 持つべき物は良い筆。何気なくひかれた一本の線からも筆の違いが現れます。今回は特に北村さんからのアドバイスもあり、こんなに違うものか〜、としみじみと思わされました。 いま私はスペインから持ち帰った絵付け用の良い筆を大事に使っていますが、これがダメになった場合同じ物が日本で買えないので不安だったのですが、このスペイン式の筆も北村さんが試しに作って下さるとの事。感激です! こんな風に書くのは非常におこがましいかもしれないのですが、北村さんはとても気さくな方で、筆の材料などについての質問をしても、とてもさりげなく淡々と大事な事を説明して下さり、もったいつけたり見下したりするような事が全くないのです。ものづくりに対する柔軟で純粋なその感性に感動してしまいました。 抱え込むんじゃなくてどんどん切り捨てていって究極にシンプルになる。 こういうのって真の芸術家ではないでしょうか。 北村さんの職人衆、ゆくゆくは東京での展示や、全国の作家さん達とのタイアップ展開もしてゆきたいとの事。若い頃のようにがつがつするのではなく、今の自分が本当に納得のいく良い形で良い展示会をしたいとの事でした。 私も北村さんの筆に恥ずかしくないような作品を作って行かねば、と心に誓うのでした。 上の写真は北村さんがつくった筆。 左端は唐草紋を描くなど円運動に向いている筆。中2本は金彩用。右端は隈取り筆。歌舞伎の隈取りに使われるもので、穂先がうねる感じ。 あいち職人衆 http://www.aichi-syokunin.com
by MAJO_ceramica
| 2006-07-26 11:18
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