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2006年 03月 01日
今さらなのですが、ナショナルジオグラフィックで活躍のフランス・ランティングの写真が大好き。
「PEACE on EARTH」を買ったのはもう10年以上前のこと。大きな本なので、当然全ての写真が大きい。その大きさがまたよくて、臨場感溢れる画面は何度見てもどきどきします。ランティングの写真はただ生き物を撮っているのですが、その「ただ」というのがただものではない。目線が生き物と同じ高さにあるように感じます。撮影中は川に潜水して機会を待ったり、ジャングルに簡易的な、しかしとても高い塔の上にテントを張って機会を待って撮影したり。彼の写真を見ていると頭の中のどこかがすうっーと清涼感に満たされて、ぐいぐいとその世界にのめり込んで行く自分を感じます。こういった写真たちを見ているうちに私も本当はこういう仕事をしたいのかもしれない、などという錯覚まで起きてきます。 「JUNGLES」は、以前に今は無き新宿の青山ブックセンターで見かけて以来ずっと気になっていて、最近とうとう購入しました。「PEACE on EARTH」と重複する写真もありますが、その写真の前後の物語が写されていたりして、より深く臨場感を味わえるような気がします。 最近になって有名な皇帝ペンギンの親子の写真も彼が撮影したものだと知りました。 大変な事なのだろうけれど、敢えて言わせてもらえれば、こういう世界に身を置いて写真を撮り続けているこの写真家がやっぱりうらやましい。 幼稚園の頃「野生の王国」というTV番組が大好きで、毎週欠かさず見ていました。長寿番組だったので、かなり大きくなるまで見続けていました。とあるサイトによると、時代によるこの番組の内容の移り変わりとして、こんな事が書かれてありました。 番組が始まった当初は、肉食獣が草食獣を狩る場面には『かわいそう、しかしこの厳しさが野生なのです。』といったコメントが一環していた、と。私自身その弱肉強食の世界に影響を受けて、そういったテーマの絵を幼稚園の頃に何枚も描いていたものです。しかし時代が新しく移ってくると、こんどは大きな肉食獣が絶滅の危機に瀕し始め出したところから、狩りの際のコメントも草食動物がかわいそう、というものは無くなり、『よく捕った。』と、肉食獣の姿をたたえるようなものに変わって来た。人間側の視点が変わっただけであって、動物たち本人にとっては弱肉強食、今も昔もなんら変わりは無いのですが。 野生動物の保護の方法として、人間の自然破壊によって捕れなくなったエサを人間が用意して与える、というものと、破壊された自然環境を元に近い状態に戻して行き、ひいてはその場所の生き物を蘇らせる、という方法がある。 もちろん後者の方法が一番理想的なのだろうが、いまはもう時間が無いのだろうか、前者の方法、人間がエサを与えるというものや、絶滅から守るために捕獲して人間が保護してしまう、というのを特によく耳にする。もちろん環境を元に戻す事をしている人もいるけれど、時間がかかるのでまだ結果まで見える事は少ないようです。 いつも思う事だけれど、動物が絶滅したり、誕生したりする事や、自然破壊などということは、地球という惑星にとってはまったく影響が無い事だと思う。一億年くらいしたら、何ごともなかったようになるのでしょう。だから環境破壊を訴える宣伝などで『地球が怒っているよ』などというフレーズを聞くと、とてもキモチワルイ。人間が人間の首を締めているだけであって、そのために他の生き物を巻き添えにしているというのが真相でしょう。 だからといって私が何ができるか、何がしたいかというと、具体的にはなかなか動けていないかもしれない。自然保護に寄付しても、いったいそれが本当に助けになっているのか。気になるならば、もっと身近なところで自然と気持ちよく生きられるように考えなきゃいけないのだろうけど。東京では難しい。 カラスや鳩にエサをあげるな、という看板を目にする度むかついてきます。自分たちのしてきた事の反省をして、自分たちの出したごみ処理をきちんとできるようになる事がまず先でしょう。電線や駅のホームの鳩がとまらないようにと作られた沢山の棘・棘・棘。荒さんでるなあ、東京って。 鳩は観察しているとあきないし、慣れると可愛い。カラスは、子供の頃から憧れていた身近な美しく賢い生き物だという思い入れがあるので、ついつい彼らに肩入れしてしまいます。 まとまりなくいろいろ書いしまいましたが、ひとつのおぼえがきとして。 それにしてもフランス・ランティングの写真を見ていると、”保護されるべき自然”なんてものは見えてこなくて、もっとずっと深くこの惑星に根ざした圧倒的で絶対的なものを感じて、人間ってただのおばかさんかもしれないなぁ、、と思うに至ってしまうのでありました。 フランス・ランティングの公式サイト http://www.lanting.com/
by MAJO_ceramica
| 2006-03-01 19:40
| 思うに・・
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