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2005年 10月 28日
建築デザイン会社「ネイチャーデコール」さんでのスペインタイル表札のワークショップが昨日で無事終了しました。
サンタフェの古い家屋の梁や、日干しレンガ、スペイン瓦等を使った、”大地に近い”と感じるような、居心地の良いデザインを特徴とされているオフィスだけあって、ワークショップもそんな空間にかこまれて和めるものとなったように思います。 スペイン上絵付け技法による表札づくりの簡単な制作手順は、まずタイルに描く表札のデザインを決めて頂き、素焼きのタイルに白釉の釉がけを行い、その釉がまだ湿っている内に絵の具で色をのせてゆきます。 少し専門的な話になりますが、釉がけをした上に絵付けをすると、多少絵の具が厚塗りでも焼成時に絵の具が剥がれたりめくれる失敗が少ないのです。また、釉が湿っている内に描くと絵付けの筆運びがスムーズで描き易いのです。これはスペインでパティオ(中庭)の壁などを飾るタイル画や、通りの名前を表示した壁面タイルにも良く使われている技法です。 今回は、スペインタイルの上絵付けは初めてとおっしゃる方がほとんどでした。みなさんがイメージしやすいようにと、前もって数種類の図柄を用意しておいたのですが、「ほとんど絵を描いた事はありません」という方でも、それぞれの個性が色づかいや筆のタッチにちゃんと表れてきます。それにしてもみなさん作業が丁寧なので仕上がりがとてもキレイ。日本人はやっぱり手先が器用な民族なんですねーきっと。焼き上がりが楽しみです! それから、今回はワークショップと同時に少さな展覧会をしました。アロマテラピストのつかささんのおかげで、お部屋は自然の良い香りが漂っています。今回新作に植木鉢や花器を作ったので、つかささんにアレンジして頂きました。 展示空間と私の作品が合っている、と何人かの方に言って頂けました。 今回の展示終了後もネイチャーデコールさんの御好意により、植木鉢数点を置かせて頂く事になりました。もし通りかかる事がありましたら、ちょっとのぞいてみてくださいね〜。 最後になりますが、ワークショップに参加された皆様、そしてワークショップ開催にあたってご協力頂いた方がた、本当にありがとうございました。 次回をおたのしみに!
by MAJO_ceramica
| 2005-10-28 15:21
| 陶/準備・その他
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