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2010年 02月 05日
おすもうさんひとりぶんくらいの粘土が届きました。
これで7月の三省堂本店での個展のための制作を始めます。 もう2月となり、ちょっととりかかるのが遅いくらいなのですが、 去年11月に個展のお話を頂いてから、 オブジェメインの展覧会という事は決まっていても 具体的に何をつくろうかと迷い考えていました。 ここ数週間になって自然と湧いて来たものがあり ああ、これか、と思う所があり、やっと制作に入れそうです。 陶芸というものはなんとも不思議なもので。 木火土金水の全てに繋がって深く関わりがあり、 またロクロと言うものを用いますがこれも非常に不思議で、 回転しながら立ちのぼり、 つくりあげるものは物体ではなく、 物体を現わすことにより、 そこに空間の姿を現わしているような気がします。 舞楽にもやはり回転や場を作る事に関わりのある鹿婁(ロクロ) というのがあるけれど、日本古来の文化において、 ロクロの根源的な意味と役割は一体何なのでしょう。 どこへ結びつくのでしょう。 学問としてだけでなく体験からも感じられるのは、 ロクロはただの便利な道具というだけではどうもなさそうです。 三重県明和町蓑村で古代から作られていた土器も 現在もこの村に在る神宮土器調整所で作られる土器も、 当然ロクロが使われています。 近世になるとこの村で4万個もの土器を制作・調進している訳ですから (しかも農業が本業である村びとがご奉仕として作陶しているので) ただ実用性・合理化だけを考えれば 当然「型」を用いるのが一番なのでしょうが、それをしないのは、 何としても人の手を使いロクロを使う事に深い意味があるからなのでしょう。 ***以下NHK「やきもの探訪」よりメモ*** 柳宗悦は民芸運動の提唱者だったんですが、 そのひとが「即用美」という言葉を使っていたんです。 用は美につながると。 確かにそれは工芸の場合は使うということに意義がある。 私は逆に「美即用」という言葉を考えているんです。 つまりペルシャ陶器などは、水を入れれば漏れるようなものが多いし、 脆いものがある、しかしよく見るとすばらしい創造性なんですね。 そこに美があり、それが用につながる。 (陶芸家:加藤卓男氏 談) --- 僕らは物とか人間から刺激を受けようとしているわけですけれど、 四季折々の自然というものが人間に与えてくれる刺激というのは 非常に大きいんじゃないですか。 なかなか気付かないのですけれどね。 先週も福祉関係の人と話しをしていたんですが、 福祉というのは人から人へ与えているものです。 人はどこから福祉を与えられているかと言うと、自然からです。 その自然の大きな懐の中で育まれているわけですよ。 それにこの間気付いてね。 いったんろくろでひいたうつわをローラーで平たく伸ばしてみる。 立体が平面に変わり、空間が閉じ込められるのがおもしろい。 ありのままで美しく、ひび割れ、シワも、そこに神様がいる、が信念でつくる。 (陶芸家:鯉江良二氏 談) --- 花を生けるということは、 植物を使った造形作品と思われる人が多いのですが、 本来生けるという意味からいうと、それは向うから生まれてくるもので すでに自分たちはそのかたちを心の中に知っているような気がします。 (花人:川瀬敏郎氏 談)
by MAJO_ceramica
| 2010-02-05 12:54
| 陶/準備・その他
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