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2008年 10月 29日
先週末、代々木公園で行われていた「アースガーデン」というイベントに行きました。
今年の5月に清水で行われたクラフトフェアに参加した折りに、お隣のブースだったガラス工房の『レインボーシーズ』さんご夫妻に会うためです。 清水では、炎天下かと思えばいきなりの雨という天候の中、テントのない私に雨宿りをさせて下さった御恩のあるレインボーシーズさん。とても穏やかなご夫妻で、いろいろなお話をさせて頂きました。 お話をしているうちに、偶然山梨に住む私の友人の木工房の近くに彼らも工房を持たれているという事がわかり、先日山梨を訪れた際には、友人にレインボーシーズさんの工房へも連れていってもらったのでした。 その時は突然の訪問にも関わらず暖かく迎えて下さり、清水以来の再会を喜んで下さいました。 工房の敷地内にある建物は、まるでメキシコの日干しレンガでできた素朴で素敵な造り。伺うと、彼らはサンタ・フェのガラス工房に居た事があり、当時は向こうの伝統的な日干しレンガの家に住んでいたそうで、日本でも同じようにしたいと、土台だけを大工さんに頼み、あとは全て自力で(!)このお家を作ったのだそう。 私が訪れた時はちょうど今年最後の窯での制作とのことで、どろどろに溶けたガラスの塊を棒の先につけてクルクルと回しながら作業されている最中でした。(吹きガラスの窯の場合、一度火を入れると24時間休みなく永遠に焚き続けなければならないので、レインボーシーズさんの工房では火を入れる時期を決めて冬場は火を落とす事にしているのだそうです。) 工房の中には、新作だと言うできたてのアルコールランプが並べられて居り、そのノスタルジックな形がとても印象的だったのですが、その完成品が今回のアースガーデンで出展されていました。 他にも、ガラスのペンダントライトや香立て、そしてみずみずしい食器類など目を引く作品がたくさんあったのですが、一番最初に心ひかれたアルコールランプを頂いて帰ってきました(写真)。蚊よけのシトロネラの入ったキャンプ用のランプオイルで焚こうと思っています(家の方では今だに蚊がでて刺されるので・・)。 「アースガーデン」というイベントそのものは、(私のイメージですが)ヒッピー的な人たちがあつまって、ジャンべや口琴を演奏したり、アジアや南米の雑貨を販売したりという雰囲気で、どちらかというとクラフト作家系のレインボーシーズさんやその仲間の「おらんうーたん」という山梨のクラフト作家さんたちのコミュニティのテントは、この会場では少しだけ異色な感じもしました。 今後自分の作品をどんな風に営業したらいいのか(私も含めて営業が苦手な作家は多い!)とか、工房をつくるにあたってのポイントとか、その辺りの事をレンボーシーズさんたちとえんえんとお喋りして、すっかり長居をしてしまったのでありました。 そうそう、レインボーシーズさんの作品にロバの彫りもののお皿があったので、ロバ好きの私は『何故ロバなんですか?』と伺ったところ、旦那さんの方がこれまたロバ好きなのだそうです。今すぐは無理だけどゆくゆくはロバを飼いたいとのこと!ロバを飼ったらぜひ見せてくださいね、と約束したのでした。
by MAJO_ceramica
| 2008-10-29 17:08
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