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2008年 09月 20日
劇団四季の「ウィキッド」を観ました。
ずっと前にTVコマーシャルで観て面白そうだなぁと久々に気になっていた公演でした。 もう言葉で言い表せないくらい感動して、鼻の頭の皮が剥けるくらい泣いて帰って来ました。 お話はオズの魔法使いのサイドストーリーと紹介されているようです。 本編の主人公ドロシーが登場する前の、2人の魔女?のストーリー。 良い魔女グリンダとエルファバ(のちに悪い魔女と呼ばれるのですが・・)。 後に良い魔女となるグリンダは人に愛されるような明るい性格。親に愛されお金持ちで容姿も美しい。困った友人をみるとたすけたくなっちゃう。彼女は愛を沢山持っているから。余裕があるから。 『表面をちょっと飾ればいいだけのこと。ポピュラーである事が大事』それが人に好かれるコツだと歌う。 育ちが良いからなのか、無意識に自己中で他人の気持ちに気付かない。ただしいざ気付くと心から悪いと思ったり。単純で間抜けで憎めない部分も。 悪い魔女と呼ばれているのはこの舞台ではエルファバという女の子。 お母さんの浮気で生まれた女の子。お母さんが浮気相手に騙されて飲んだ薬のせいで緑色の皮膚で生まれて来た。誰もがその姿を気味悪がり、家族からさえも愛される事がなかった。 お母さんが妹を出産するとき、緑色の赤ん坊が再び産まれるのではと父親はお母さんにおしろい花を沢山食べさせた。そのせいで早産したお母さんは命を落とした。妹はまだ小さすぎた足が絡まったまま生まれてしまった。歩けない身体だった。 エルファバは父から愛情を受ける事なく育ち、父親がかわいがっている妹の世話係として寄宿学校に入れられる。そこでグリンダとエルファバは出会った。 ここからストーリーは展開して行くのですが、個人的にどうしても心をエルファバの方に寄せてしまう。あぁ、自分の姿だ、と思う場面もあったりして胸が苦しくなり・・・。 特に神々しいまでに強烈だったのは1幕の幕切れのエルファバ 押さえ込まれて押さえ込まれて生きて来た彼女が、オズの国で虐げられている動物達を心から救いたいと強く思い、たとえ国に反しても、たった一人の戦いになっても、これは私が自由になる為のチャンスだ、絶対に逃さない!!!! と歌う。その姿に鳥肌と号泣。 親に愛されなかった、誰からも愛されなかったエルファバ。 人生を賭けるとはこういう事なのだと、まさに鬼気迫るものがあって・・・。 いや、本当に舞台って凄い。 周りに作られて行く「悪い魔女」。 周りに作られて行く「良い魔女」。 エルファバとグリンダ、出会った時からとても遠い所まで来てしまった。 反発しあって理解しあって時を経て、それぞれが選んだ道は違ったけれどもお互いが生まれて初めての本当の大切な人になっていた。 ドロシー(「オズの魔法使い」本編の主人公)がもうすぐやってくる。 それはもうすぐエルファバの死がやってくるという事。 骨太のファンタジーでした。 いかにして悪役が作られるのか。(本当の悪とは?) どうやって見せかけがきらびやかなものが作られて行くのか。 純粋であることとその隙を狙うもの。(本当の純粋とは?) 人に合わせて幸せに穏便に運んでいたはずなのに歪んで行く自分と世界。 まわりにどう思われようとも命を賭けるほどの信念。 どれも日常生活のなかに潜んでいるものごとばかりです。 しばらく頭と心がえも言われぬ感動でぐらぐらしそうです。
by MAJO_ceramica
| 2008-09-20 00:08
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