|
ホームページ MAJO 展示会のお知らせは こちらからどうぞ! こまいぬや MAJOwebショップ 陶芸サークル しゃちほこや 講師をして居ます。 只今メンバー募集中! 100ピープルのページ *本ブログのテキスト、イメージ等の無断転用 ・加工・二次配付はお断りします。 Copyright(c) MAJO 最新のトラックバック
カテゴリ
以前の記事
2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2008年 07月 13日
陶芸繋がり友人のukkyさんと汐留ミュージアムで開催されている「アールブリュット」展に行ってきました。
作品達にとてもパワーをもらって(ちょっとハイ状態?)ついついそのままの勢いでukkyさんとお喋りしまくりの1日となりました。 この手の展覧会はまだ高校生くらいの頃に確かセゾン美術館(いまは亡き・・)でみたのが初めてで、それまで美術学校で習っていた宗教画とも印象派とも何とも全然違う、それでいてものすごいインパクトに当てられたのを覚えています。展示されていた絵のタイプにもよるのか、何かスッキリしない胸にもやもやしたものが残る印象でした。 次に出会ったのは世田谷美術館での「アウトサイダーアート展」でした。この展示会では特にプリミティブなものを感じ取り、ひかれつつも少し怖いような、そしてやっぱりものすごく強いパワーを感じました。この時には、よほど強烈に印象に残ったのか、めずらしく図録も購入しました。出展作家は外国の方ばかりだったかと思います。 そして今回行ってきた「アールブリュット」展。 滋賀県にあるアウトサイダーアートの美術館から日本の人々の作品も半数近く出展されており、やはり国土や風土の違いなのでしょうか、外国の方々の作風とは違うものを感じました。 日本の人々の描く作品をこれほど一堂に会してみたのは初めてだったのですが、懐かしさがあったり、青空みたいにスコーンと抜けていたり、、、上手く言えないのですが「さわやかさ」を第一に感じたのでした。そして描かれているものがすごく大好きなんだなぁ!!!!!というのが伝わってきて、こちらの胸まで痛くなるような、、暖かくなるような、、そんな思いでした。すごく個人的なところを深く深く追求していって、それが自然と普遍的なものに繋がっていっている・・ような、、、(言葉にしちゃうと、陳腐ですね〜。。)。こういう作品を見せてもらえて、この展覧会に来てほんとうによかった! 何の狙いもなく、あざとさもなく、人に見せるつもりもまったくなく大好きなものだけを極めて描いている人って、きっと沢山居るんだろうな。今回の展覧会に出ている人はきっと偶然こういう場に引き出されただけで。 知らないうちにできなくなってしまっていたなぁ、、と思うものが、これらの作品のなかには一杯つまっていて。。。自分自身を振り返りました。もちろんジャンルも居る環境も役割も違うので、彼等の作品と自分の作るものが違うのは、当たり前と言ってしまえばそうなのですが、いちばん根っこの忘れてはいけない部分、というのは同じなのではないかな、、と思うのでした。 今回の展覧会に描かれていたものの強い強いエネルギーは、”大好き!!!!!”なものを、自分の中を無意識のうちに深く深く見つめつつ、絵を描きたいとかそういう気持ちの自覚すらないままに、崇高なまでの気持ちで描いているからこそ生まれる強さなのかもしれないなぁ、と思いました。 画材は鉛筆。色鉛筆。ボールペン。水彩ペン。が多かった。 紙は表から裏まで描き込んであったり、広告の裏であったり、本にそのまま描き込んでいたり、紙の角から角までぎっしり描き込んであって。空間を全て埋めつくしてなんだか安心する気持ち・・・はわかるような気がします。そして画材とか紙の善し悪しなんて何の関係もないんだよなぁ、、、というのを思い知らされます。 そうそう、昔は頭で考える前に言葉で説明する前にすっかり肌でわかっていた事なのに!!そんな思いで会場を後にしました。この展覧会、本当に良い刺激を受けました。私にとっては、ここ近年でみた展覧会のなかで一番見応えがあったかも。 それから一つ、今回展示されていた作品の中で、少し他の作品群とは違う雰囲気をかもし出してた一部の作品群がありました。それは降霊術にはまって精神のバランスをくずしたという外国の人たちの作品。この人たちの作品が他の人たちの作品と明らかに違うのは、なにかドロリとした黒いものばかりを感じるというところ。同じアウトサイダーアートでも、どうも違う分野のように感じて、個人的にはあまり関わりたくないような、、ひんやりとした怖さを感じました。(あくまで個人的意見です) 最後に、「アウトサイダーアート」、この呼び名というかカテゴライズって、いまいちピンときません。日本語に翻訳するとしたら何と言えば良いのでしょうね? 「アール・ブリュット/交差する魂」 http://www.mew.co.jp/corp/museum/exhibition/08/080524/index.html 開館期間 : 2008年5月24日(土)〜2008年7月20日(日) 開館時間 : 10:00より18:00まで(入館は17:30まで) 休館日 : 毎週月曜日 入館料 : 一般500円(65歳以上400円) 会場 : 松下電工 汐留ミュージアム
by MAJO_ceramica
| 2008-07-13 01:07
| 見るもの聞くもの
|
ファン申請 |
||