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2006年 10月 28日
今回の動物園行きで一番の目的だったサイ。
多摩動物園には3頭のサイが居て、うち2頭はいわゆるイメージ通り(?)のサイ(上写真)。しかし残る1頭は想像を絶する大きさで、鎧をまとったようなその巨体はまるで恐竜。観る者を恐怖とともにひきつけるその魅力は圧倒的なものがあり、初めてみた時のインパクトは忘れる事は出来ません。”こんな化石のようなスゴイ大型動物がまだ地上にいたのか!” しかし今回この巨大サイはうつうつとした雰囲気の室内檻の中、自分の頭を激しく何度も何度も壁に打ち続けていました。哀しい目をして。。巨体が壁にぶち当たる音はなんとも虚しく響き渡るのでした(右写真)。人間である私はこんな場面に遭遇してしまうと理屈抜きでなんともいえない罪の意識を感じてしまって仕方ありませんでした。 ところでこの日みた3頭のサイすべてツノが無くなっていたのですが、これはなんらかの理由で切り取られたのかな?折れたのかな? そしてもう一頭、強く印象に残ったのが、アムールタイガーのイチローです。 トラの檻の前には、4頭いるうちのどの個体が、何時から何時まで表の運動場に放されているかのスケジュールが張られてあります。しかしそのなかで、イチローと名付けられた個体だけは「ずーっと室内」と書れていました。その理由は『イチローは障害をもっているため運動場の溝に転落する恐れがあるので休園日に管理下のもとでのみ放されます』とのことでした。 そしてその運動場の裏側にある室内に行ってみると、左上のような掲示や下のような説明書きが。 イチローはこの多摩動物園で生まれた個体。 蛍光灯の灯りのもとで、コンクリートの檻の中をひたすらうろうろし続けていた、ぼさぼさ毛並みのイチローの姿が妙に目の奥に焼き付いています。 あらゆるほ乳類のなかで私がいちばんしなやかでかっこいいと思っているのは実はトラです。昔見たナショナルジオグラフィック誌で、うっそうとした密林の沼地にひっそりと身を潜める美しい姿を写したトラの写真があまりに神がかって美しく、以来トラにはそんなイメージを持ち続けています。 密林の沼はもとよりお日さまの下にすらでることもままならないイチロー。しかし野生ではここまで成長できずに淘汰されただろう事を思うと、なんともやるせない・・いや。言葉ではとても言い表せない複雑な気持ちになったのでした。(下の写真はイチロー)
by MAJO_ceramica
| 2006-10-28 21:42
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