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2005年 03月 20日
昨日映画『ガイアシンフォニー第1番』をみてきた。
10年前にこの映画の事を聞いてちょっと気になりつつやっと今頃見られたのでした。 地球と通ずる事を体験しながら生きている人達にスポットを当てたインタビュー形式のドキュメンタリー映画です。 無農薬でトマトのひと粒の種から一万個以上の実を育て上げる学者。 彼曰く『自然は環境に順応してその成長、形をかえる。状況を感じる感性をちゃんと持っているのです。だから植物にもこころがあると思うのです。』 たっぷりの澄んだ水と自然の栄養をとぎれなく与え続けるとトマトは『安心して』成長するのだそうだ。実際一般的な農園のトマトが20cmまで伸びた時、同じ日数で彼のトマトは30cmまでの高さにじょうぶにしっかり伸びていた。数カ月後には彼のトマトは巨木となり一万個以上の実をつけた。 農薬農薬で虫を殺し菜園をつづけていくと最後にこの地球はダメになっちゃうんじゃないかと思った、と。 学者さんは愛おしそうにきゅうりやトマトの葉を眺めては根っこを眺めてはチェックする。植物達が本当に安心して大きく育っているのが伝わって来る映像だ。 アフリカで密猟者に親を殺された子象の孤児院を開いている女性。 親象が殺される理由は人間の欲望、象牙だ。そして何故か象は密猟者が自分達の象牙を狙っている事を知っている。殺された仲間の象を見つけるとその死骸から象牙だけをひきぬき、別の場所へ隠したり粉々に踏みつぶして無くしてしまうのだ。象もイルカの様にテレパシーで仲間同志会話をする。密猟者は人間だけど、それでもかれらは人間全てを憎んでいる訳ではないのだ。いいかえれば彼等は象牙をとるような輩も存在する人間という種を許し受け入れてくれているのだ。象の孤児院の女性がサバンナにむかって、彼女がかつて育てた象の名前を呼ぶ。すると彼方からその声を聞き付けてかつての育ての親だった彼女の元へその象はやって来るのだ。(それはとても感動的な場面だった) 宇宙から地球をみたアメリカの宇宙飛行士。 彼はこう言った。 『宇宙の静寂の中でひとり残された時、自分は何だろう?ここでいったい何をしているんだろう?と思い、そして”私”という個人ではなく”私達”という大地=地球に一体化して繋がる自分を感じた。』 この言葉、サンチャゴの道を歩いた時の私の気持ちと全く同じだとはっとした。もちろんサンチャゴの道からは宇宙飛行士のように地球は青くは見えないけれど、でも、360度ぐるりと地平線まで見渡せる中をたった1人で何時間も歩くと、自分が”地球人だ”という事を思い出し、”自分はこの大地の子であり一部だ”とどうしようもなく思えて来るのだ。 この映画が始まる前にスウェーデン人の環境コンサルタントからのお話があった。 そのなかでひとつ印象的だったのは、携帯電話の普及によりマウンテンゴリラが絶滅の危機に瀕している、という話。 携帯電話に必須に使用されるタンタル金属というものがあるのだそうだが、それがアフリカの限られた鉱山でしか採れないのだそうだ。そしてその鉱山のある環境と言うのがちょうどぴったりマウンテンゴリラの生息地と重なるとのこと。携帯電話、今の日本は平均7ヶ月で買い替えるというデータがでているそうだ。 「携帯電話を止めようとは言いませんから、せめて買い替える時期をもっと伸ばしてはくれませんか?」と訴えておられた。 しかし、こういう情報って普通に生活していると全く伝わってこない、というのが私には今回ちょっとショックだった。これはどういうことだろう?ケータイ電話の宣伝と同じ頻度でマウンテンゴリラ絶滅の情報が耳に入ってくれば人の選択肢はもっと増えるのに。と、ケータイ電話は持ってて当たり前、とは全く思っていない私は思うのでした。
by MAJO_ceramica
| 2005-03-20 23:24
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