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2005年 01月 17日
ちょっと専門的な話になってしまいますが、陶芸の工程の中で粘土で成形した後、なんらかの歪みや土の締め具合の影響等で乾燥した時にヒビが入ってしまうことがたまにあります。
すぐに作る直せるようなものや作り直した方が早いものは良いのですが、複雑な形状のオブジェなど、ここにヒビ入って欲しくないのに〜!もう作り直せないのに〜!ってことも起る訳です。そんな時にはスパニッシュ職人から教わった裏技。 まずヒビを埋める為の特製ドベ(泥)をつくります。 作品を成形したのと同じ土を泥状にゆるくしておいて、それにトイレットペーパーを細かくちぎって、土を持ち上げた時にペーパーの繊維が見えるくらいまで入れます。(かなり沢山いれます。)でこれにビネガー少々を入れるんです。これがミソ。ドベカップ2分の1に対してビネガー小さじ1〜2位。(ちなみにワインビネガーを使ったのしか見たことないので、米酢でも大丈夫かどうかはわかりません。あしからず。) さて、この特製ドベをヒビが入ってしまった部分にしっかり塗込んでやると、まぁ〜不思議。ほら元通り。ドベが乾燥してもヒビが消えていたらもう大丈夫です。ヒビの隙間にしっかりドベをつめこんだあと、ヒビの表面とその周りの土を馴染ませるようにドベを塗ってやるのがコツ。ドベが乾いたらこのまま素焼きして大丈夫。ヒビは完全に修正されます。 普通は乾いてしまった粘土のヒビにはいくら泥を塗込んで修正してもなかなか馴染んでくれないものですが、ビネガーは乾いた粘土を溶かしつつ粘土の粘度(ダジャレではない)を増してくれるので、この特製ドベだと無理なく馴染んでてくれるのです。さらにトイレットペーパーの繊維でドベが乾く時にすでに乾いた土との収縮率を調整してくれるという優れもの。経験によりあみ出されたラ・ランブラの老練な職人さんの裏技です。 んでこのドベでも修正できない程の酷いヒビは・・・やっぱり潔く諦めましょう〜!(笑)
by MAJO_ceramica
| 2005-01-17 19:48
| 陶/準備・その他
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