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2004年 12月 10日
スペイン下絵付けを学んでからずっとひとつナゾに思っていることがあります。
ちょっとまた専門的なお話になってしまうのですが、 下絵付けをする際の「下描き」に付いて。 まっさらな素焼きの器にある程度精巧さが必要な絵付けをする場合、薄く炭で下描きをします。炭を粉にした物や、木炭デッサンに使うあの木炭を使って描きます。炭は焼成することで消えてしまうのでいくら描いても安心。 つい先日地元の図書館で若い作家さんの絵付けに付いて掛れたノウハウ本を見つけて読んだのですが、ここには下描きは「えんぴつで」とありました。実際に手順を示す写真にも鉛筆でざっざっと素焼きに描いています。 ここで私のナゾ。 絵付け後、焼き物は釉薬をかけるのですが、釉薬は水性なので油を嫌います。 スペインで絵付けを学んだ時、鉛筆での下描きは厳重に禁止されていました。鉛筆の鉛には油分が含まれているからです。 どうしてもという時(例えばミニチュアの肖像画の顔の表情等、細かい描写が必要な部分は木炭だと太すぎるので例外として鉛筆であたりをつける事もある)はとにかく幽霊のような弱々しい〜〜筆圧で描く。でもこれは特例であって、一般的には『下絵はほとんど油分の混入していない炭で描くこと』と言われて来ました。だからストーブの薪の燃えカスをレンガで細かく摺り砕いて下描き用に使ったものです。 日本の釉薬だって水性だから・・・油弾くよね。日本の鉛筆は何か違うのかな。これはいまだに解決してないナゾです。下絵付けした作品の釉薬が弾いてしまったら、これはもう致命的なので私は恐くてやっぱり炭を使います。
by MAJO_ceramica
| 2004-12-10 01:04
| 陶/準備・その他
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