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2010年 04月 30日
スペイン語学校で習い始めてまだ数年ほどの頃。
毎週授業のはじめに、 自分の身近な出来事をスペイン語で作文してきたものを発表するのですが、 ある日その発表中に「クラフト」という単語はスペイン語で何というんだろう?と 先生に質問しました。(先生はスペイン人です。) 先生『クラフトって、まず日本語でどういう意味?』 そういわれると『工芸』、と答えるのですが、 なんだかちょっと、日本人が使うクラフトの意味は、 また工芸とは違うような気がしました。 後になって、 某デパートのギャラリーさんが私のいくつか売れ線の作品を見て下さり、 キゼトを使った値段もお手頃なシリーズの作品に評して曰く、 『これだとクラフトになっちゃうから、、。うちではクラフトは扱わないんです。』 そして金彩ラスターの作品シリーズ(こちらはそれぞれが一点もの)を評して、 『これならいけるかもしれません。』とおっしゃいました。 ちなみにそのギャラリーさんは工芸サロンと名乗っておられます。 クラフト=工芸という意味だとすると、 工芸サロンさんが、クラフトの作品を扱わない、って言うのって語学的には変ですよね。 でも気分的には、 工芸サロンさんがクラフト扱わない、そうかもなぁ、なんて あまり疑問に思っていなかった自分も居たりして。。 あの時、スペイン人の、ましてや工芸もクラフトも何も 関わりのない先生に その違いをうまく説明できなかったのですが、 やっぱり日本人がいう「クラフト」は、 工芸よりちょっと下位のもの (実際の質の悪さではなくカテゴリとしてとでもいいますか。ナンセンスですけれど。) という見方をしているような気がするんですけれど、どうなんでしょう。 対して、工芸=芸術により近いもの、という認識、うっすらとある? クラフトフェアと、 工芸フェア、だと、 並んでる作品って全然違うイメージを日本人は持ちませんか。 クラフトは、新しいカジュアルなカンジで 工芸は、即、伝統工芸、というカンジでしょうか。 ついでに書くと、中高大と美術学校に通っていたので、 ここでは上下前後左右まるきりすべてが純粋芸術の世界にどっぷりでして、 こんど純粋芸術の世界の視点から言うと、 「工芸」は「芸術」より下位にあるものという見識が昔っからあるように思います。 ちょっと語弊があるかもしれませんが、 実用性を持たせた時点でそれは芸術ではないという考え方があるように。。 大きな都市の美術館の建っている場所だって、 大抵純粋芸術を扱う館は表立った場所で、 工芸館は遠かったり裏手にあったりして。。扱いに差があるような。。 ボーダーレス時代なんて言って久しいけどやはり未だに何となくそう感じるのだけれど。 (あ、これは日本に限らないかもですね。話が少し脱線したようです。) 深く語りだすときりがないのですが、 作り手の方としては、周りの呼び名なんてどうでもいいんですけどね。 でもこういう日本人的感覚の違い、「工芸」と「クラフト」ひとつとっても 外国の人に分かるように説明するのってけっこう難しいかもなぁ、 なんて思ったりして。
by MAJO_ceramica
| 2010-04-30 20:47
| ふとおぼえがき
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