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2010年 03月 01日
ピアノ、ハマっています。
というかすごく癒されます。 弾き終ったあとの指に、運動をしたあとの心地よい疲労感があって。 調子が良くてすいすいと弾ける時は、草原を駆け抜けているみたいで。 努力なりに明確な結果が出るのも良いし、 怠惰にだらだらいつまでも弾いているのも、 計画をたてて合理的に練習するのも、どちらも好き。 といっても趣味として隣近所に迷惑にならない程度に てれてれ弾いているだけなのですけれどもね。 小さい頃から思っていたのですが、うちのピアノは鍵盤が重い。 その当時は、レッスンに行くと、先生のお宅のピアノは非常に鍵盤が軽くて、 沢山練習すればうちのピアノの鍵盤もこうなるのかなと思っていたのですが、 ほどなくして鍵盤の重さは調整ができるものだという事を知ったのでした。 当時読んでいた長編漫画で「オルフェウスの窓」というのがありました。 物語の前半は音楽学校が舞台の話で、 ピアノ科の貧乏天才学生イザークが、 訓練の為非常に重い鍵盤で練習しているのを学友に見つかり 『いまに指をダメにしてしまうぞ!』と怒鳴られるシーンが出てくるのですが それを読んだ時、幼心に、 私もいまに指をダメにするかもなぁ。。などと思ったものです(笑)。 しかし漫画の登場人物のように命がけでピアノの前に座ると言う事もなかった私は その事をあまり深く考える事もせず、結局鍵盤の重さはそのまま今に至る訳です。 (重い鍵盤で鍛えられた私の指はいま陶芸で活かされてるのかも知れませんね/笑) その後、社会人となって県立の陶芸工房で働いて居た時、 同じ施設内に音楽スタジオとホールが併設されていて、 そこで購入されたのがスタインウェイのフルコンサートグランドピアノ。 (貧乏運営して居た施設のどこにそんなお金が・・・) この時、ちょっとだけ触らせてもらったけれど、意外と鍵盤が重かった記憶がある。 届いたばかりでまだ調整してなかったからだろうか。。 あれほどの名器を弾かせてもらったのは後にも先にももうあれっきりでしょう。 (しかも陶芸エプロンをつけたままで・・) 話はいきなりピアノからスライドするのですが、 私、弦楽器というものをほとんど触った事がありません。 ピアノを習っていた頃、一番のあこがれの楽器はバイオリンでした。 (ないものねだり&隣の芝生は青く見える、というやつですね) 結局今迄一度もバイオリンはおろかギターもお琴も触ってみた事すらありません。 弦楽器にご縁がなかったこともあって、 未知のもの=こわいような気持ちも働くのです。 このまえおぼえがきに書いた、亀戸天神へお参りに行った折、 天神様の近くの骨董屋さんで古い琵琶が売られていました。 価格十五万円也。弦は切れていました。 かなり古いそうなものでしたが、 どっしりとした迫力のある一枚板で作られていてすごく素敵でした。 その迫力に吸い付けられるように見入ってしまいました。 あんな楽器もあるのだなぁ。。 しかし、 目は惹かれるのですが、さわってみたい、弾いてみたい気持ちはあるのですが 弦楽器というところでどこか気持ちが躊躇してしまうんですね。 うちの両親が、便利そうだけどやっぱりこわくてパソコンに触れない、 という気持ちにちょっと似ているでしょうか?(この例えが微妙ですが/笑) で、見付けたんです、私でも躊躇しない気軽にできそうな弦楽器。 前からちょっと気になっていたこともあり、 楽器屋さんで激安だったこともあり、 いきなり買ってしまったよ「大正琴」(笑)。 値段の事をいうのも何ですが定価6万8千円のが新古品で千円ポッキリでした。 目を疑いました。ものの値段って何なんだろう・・・と思いつつも。。 ピアノが弾ける人には演奏は簡単との事で(これが決め手)買ってしまいました。 ローズウッドを主としてすべて単板で作られており、駒は牛骨、 大正琴のなかでも音色は良い方のようです(音が良い、これも決め手)。 ピアノにハマっていきなり大正琴です(笑)。 実際に弾いてみたら、 ピアノの鍵盤と同じ様に並んだキーが音階を示すのでほんとうに簡単。 もちろんきちんと楽器として弾きこなすには慣れと練習が必要ですが、 とりあえず音がでてメロディーはいとも簡単に奏でられる。 ピアノの楽譜をそのまま流用できるのもマル。 音符をしっかり確認しながら弾くので、 後にピアノを暗譜で弾くときの確認&練習にもなりそうです。 いまピアノで弾いているドビュッシーの「月の光」を弾いてみたら、 せつない音色というか、エスニカルな感じというのか この楽器の音色になんともしっくりと合っていました。 よし。最初はこの曲で練習しよう。 ピアノはいまや大好きですが、ひとつだけ不満があって、 それは簡単に持ち運べないという事。 笛やギターなどと比べるとクラシックピアノはフットワークの重い楽器です。 屋外や出先でそうそうやすやすとは演奏できません。 でもこの大正琴ならできるなぁ。 大正琴という楽器に関してあまりに無知だったので 少し調べてみたら、日本産のオリジナル楽器だそうですね。 初代大正琴はタイプライターのキーをそのまま流用していたそうです。 (なるほど、それであのカタチ・・) アジアに輸出され各国でアレンジされて定着していったようです。 ちなみにインドではバンジョー(ベンジョー)という名で定着。 インド民謡やポップスで活躍しているのだとか。 大正琴ひとつとっても、楽器って国や人種の壁を容易く越えるので そういった意味でもおもしろいですね。 それにしても。 日常の中で音楽を奏でる、というのがこんなに良いものだったとわ.. 何の為に長い期間ピアノを習っていたのだ、、もう手の中にあったじゃない、 もう少しで失くすところだったじゃない、と、 メーテルリンクの「青い鳥」状態の今日このごろでありました。
by MAJO_ceramica
| 2010-03-01 21:09
| ふとおぼえがき
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