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2009年 09月 13日
中高生の頃、一番好きな作家はドイツの文豪、ヘルマン・ヘッセでした。 家にあった外国文学全集のなかにヘッセの巻があり、 そこに収められていたのが「車輪の下」と「デミアン」。 自分と同じ年頃の学生が主人公だったという事もあり、夢中で読みました。 私の当時のドイツへの憧れはヘッセが原点でした。 中学2年生のとき、同い年のドイツ人の少女と文通を始めたのも、 (当時「ペンパル」は学校で推奨されていて、仲介をしてくれていました。 ドイツ語はできないので英語でしたが) もとはといえばヘッセの文学が好きだったからです。 学校の帰り、仲の良い友人とよく新宿の紀伊国屋へ立ち寄って、 外国文学のコーナーに入り浸っていました。 このとき順に本棚の端からヘッセの作品を買い集め、ほぼ読破。 しかしいま思えば ヘッセの作品全部を理解して読んでいた訳ではなかったのだと思います。 ただヘッセに親しみを感じていたのは事実で、 『じいちゃんのいうこと、全部はわからなかったけど、 ドイツのこともっと知りたいし、じいちゃんが話すのが大好きだったから。』 というような気持ちだったかもしれません。 (当時の私にとってヘッセは、文豪というよりも、もうすこし身近な、 じいちゃんと言ったほうがしっくりくる感じでした。かなり勝手な思い込みですが/笑) 難解でただ文章を追っているように思えても、 一冊読み終えると、いつもこころに何かが残っていました。 先日図書館で偶然こんな本をみつけました。 『ヘルマン・ヘッセ 庭仕事の楽しみ』。 庭仕事を本格的に手がけて居たヘッセ。 その庭仕事にまつわる詩やエッセイなどをまとめた本でした。 まるで偶然ヘッセに再会した気分です。 それも植物を育てるという(私のはヘッセとは比べられない位至って小規模ですが) ヘッセと共通の話題ができたことは、この歳になってうれしい再会です。 本中の詩や文章はもちろんの事、水彩画でも有名なヘッセのこと、 植物への愛情にあふれた素朴な絵も収録されていてうれしい。 いまならこう言えるかも知れません。 『大人になったら、じいちゃんが言いたかったこと、 前よりもずっとわかるようになった気がするよ。』って。 「デミアン」、読み返してみようかな。。 (写真は「庭仕事の愉しみ」より、絵と詩ヘルマン・へッセ)
by majo_ceramica
| 2009-09-13 10:19
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