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2009年 09月 09日
夏の汐留のアートイベントで仲良くして下さった 工房くらげのなおさんにおさそいいただき、 青山の桃林堂画廊へ。 なおさんのお友達つながりでペルーの作家さんの陶芸展が開かれていました。 日本人のKyokoさんとペルー人のManenoさんは ご夫妻でご活躍中の新進気鋭の陶芸家。 今回も日本での展示会ツアーの為に ペルー大使館の後援をうけて長期来日されているとの事でした。 会場に着くなり生きたスペイン語の会話が耳に飛び込んで来て、なつかしーー。 私も少しだけスペイン語でお話させてもらいました。 Manenoさんの窯元はペルー北部のチュルカナス地方にあり、 スペイン語も北ペルー訛り。(でも分かりやすい) 奥さんのkyokoさんはもともと滋賀出身の陶芸家で、 当時信楽に召還されていたペルーの陶芸家Manenoさんと出会ったそう。 いまは二人のお子さんと供に、 Manenoさんと彼の一族のペルーの窯元で制作をしているとの事でした。 とても気さくで自然体な方で、沢山お話を聞かせて頂きました。 Manenoさんは鳥のモチーフのオブジェを大小沢山作られておりひどく心惹かれます。 kyokoさんはペルーの民族衣装をまとった子供達や天使の人形、それから小さな小さな お花や亀、水玉モチーフのペンダントを北ペルーの伝統技法で作られていました。 お二人が行っているのは黒陶(と日本語に訳されてるらしい)の技法。 北ペルーの伝統的な技法を途絶えさせないことが一番大事、とお話するManenoさん。 ロクロの文化は南ペルーでは盛んですが、北ではてびねりが主流。 石で表面を磨き上げて艶を出し、無釉で焼成。 もともとの土は赤土。 最後に油分の丁度良いマンゴーの薪で燻して黒く仕上げて 赤土とコントラストの装飾を浮き立たせます。 なんとなく日本の漆を彷佛とさせる質感で意外と和の空間にも似合うのが面白い。 どの作品も非常に丁寧に作られていてひどく魅力的。 彼らの身近にきっと生息しているのだろうな、という鳥や亀や小動物のモチーフのオブジェや器たちを時間をかけてさんざんに迷った末、ペルーの国鳥、gallito de las rocas のオカリナ(写真)を頂いて来ました。深い良い音が鳴ります。 スペインの窯元でも常に感じていた事だけれど 久々にここでも 本質的な意味でほんとに豊かだなぁ、 豊かに人が生活してるなぁって、この展示会とお二人から感じたのでした。 『ほんとにペルーに遊びにいっちゃうかも!』なんて ずうずうしくもKyokoさんに伝えて笑顔で会場を後にしたのでありました。 ---------------------------------------------------------- *ペルー・チュルカナスの陶芸家 マネノ・フアレスのやきもの* (作品に添付されていた解説より) ペルー北部の海岸地方の町チュルカナスで、紀元前500年頃より伝わる 土器の伝統技法を使って制作し続けているマネノ・フアレスの作品です。 美しい輝きを持った器面の黒い肌は、焼成前の石での丹念な磨きと 制作最終段階で真っ黒に燻されることにより生み出されます。 ろくろや釉薬は全く使わず、原料はもとより成型・彩色・磨き・焼成・燻し 全ての行程に自然のままのものを用いて作られるこのチュルカナスのやきもの技法は 伝統的かつ大変独特で他にはないオリジナリティに溢れています。 植物や動物または抽象、宇宙的ともいえる形と、 温もりの感じられる柔らかいペルーの土の色合いと燻し黒とを融合させた模様は すべてマネノ・フアレス独自のデザインによるものです。 9月14日まで 桃林堂・青山店内画廊にて 東京都港区北青山3-6−12 青山富士ビルディング1階 tel 03-3400-8703
by majo_ceramica
| 2009-09-09 16:16
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