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2009年 08月 24日
能の謡曲でとても有名な「三輪」だそうですが、
まったくそちらの世界に疎くて 気になりつつもなかなか調べると言うところまで行っていなかったのですが 最近読み返している「大神神社」宮司・中山和敬著(学生社版)の本に この謡曲粗筋がのっていました。 いや、面白いです。 以下同著よりあらすじの部分を転載させてもらってみます。 *********************************************************** 大和国三輪山の山陰に玄賓(げんぴん)という高僧が庵を結んで世を避け、 ひたすら仏道の修行に明け暮れ、弘仁五年律師の位を授けられたが、 「三輪川の清き流れに洗いてし衣の袖はさらにけがさじ」を示して、 これを固く辞退する程であった。 この僧都のもとへ毎夜、少女が仏に供える樒(しきみ)と閼伽(あか)の 水を携えて訪ねてくる様になった。 偶々秋の夜寒に僧都の衣を一重賜りたいと申し入れた。 僧都は衣を与え、少女に向かってあなたの住居はどこかと尋ねると、 その少女は「わが庵は三輪の山本恋しくば訪(とぶ)らひ来ませ杉立てる門」 の歌を詠んで消え去った。 僧都は不思議に重いながらも三輪明神の社頭へ来ると、 大杉の枝に自分が与えた衣が掛かっているのを見付けた。 近寄って見ると衣のつまに、金文字で 「三つの輪は清く清きぞ唐衣来ると思ふな取ると思はじ」 と書かれているので、 なおも読み返していると三輪明神の声がし、 やがて女神の姿で現れたまい、 三輪の尊い神話を語り、 天の岩戸の神遊びをまなんで神楽を奏し、 伊勢と三輪の神は一体分身であることを申されるのである。 「思へば伊勢と三輪の神、一体分身の御事、今更何と岩倉や、 その関の戸の夜も明け、かく有り難き夢のつげ、 覚むるや名残なるらん、覚むるや名残なるらん」 と舞い納める。 「大神神社」中山和敬著(学生社版)より *********************************************************** 大神神社では大神祭の翌日に必ず毎年この「三輪」が奉納されているそうです。 大神神社のご祭神は 大物主大神。御神体は三輪山そのものです。 先月三輪山に登拝させて頂いた折り、 頂上の高宮社におさめられていたのは日向御子神でした。 さらに頂上の奥にある古代の祭司場といわれる奥津磐座にも思う所あります。 「伊勢と三輪の神は一体分身」。。。このことばが何故かすんなりと来ます。 またまたパーツが集まりつつありますが、 自分できちんと納得して確証できるまで心にとどめておく事にします。 勉強することが多岐に渡って本当にてんこもりですが、 日本の本来の根源を知るという意味でもそのかいがあります。 (学校の歴史の授業では聖徳太子以降外来の仏教史は教えても もっと古くから日本にある神道的文化の成り立ちについては あまりにも不自然な事に、全くといっていい程何も教わらなかったから) 古代日本、大和の中心地であった三輪の地は非常に興味深くて、 この謡曲もしかりですが、記紀はもとより三輪古来の伝承と重ねて、 かなり・・立体的な歴史的構造が見え隠れしているのが やっとほんの少しですがわかってきたところです。
by majo_ceramica
| 2009-08-24 00:33
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