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2009年 01月 31日
昨夜はアースウオッチジャパンのお話会に行って来ました。
ケニアのツァボ国立公園へ野生のゾウの調査に行って来たばかりだという女性ボランティアの方が、現地のスライドや動画を交えてお話しして下さいました。非常に興味深かったです。 ツァボはケニアで最大数のゾウの単一個体群を育んでいる地域として有名なのだそう。 調査は、ゾウの個体数やその状況、餌となる草地や、水場の調査、糞の状態から、また禁止地区に無断侵入してる人間がいないかの視察etcetcと暑い中かなりの仕事量でハードなものだとの事。 それでもボランティアで来る調査員が後を断たないのは、それだけ野生のゾウに魅き付けられる強い物があるからだという事。 それと不思議な事に、現地で17年間調査のリードをとり続けて来ている博士を始め、調査メンバーのほとんどが女性なのだそう。どういうわけかゾウにひかれるのは女性に多いというのが面白いです。 ゾウの群れは、メスだけの場合、オスのゾウが混ざっている場合、オスだけの場合、そしてオス1頭だけの場合というパターンに主にわけられるのだそう。(極たまにメス1頭だけの場合もあるようです) そしてメスがいる群れでは必ずメスの中からリーダーが選ばれます。 メスは母から子へ水場や草地のある場所の情報を受け継がせていて、その場所へと群れを導く役割を果たしています。 ボランティアの方が、現地の博士に『なぜリーダーになるのは必ずメスなのですか?』と質問した所、 『自然界に”WHY?”はないのよ。目的があってそうした訳では無く、永い年月をかけていつのまにかそうなっていた、という事なの。』との答えが帰って来たのだそうです。whyで聞かれてもbecouseで答えられない事が自然界には沢山ある、という事でしょうか。 (ちなみにオスだけの群れの場合、年老いたゾウに若者がいろいろ教わる為に群れを組んでいる事が普通なのだそうで、なのでこういった群れの場合は年寄りゾウがリーダーというか先生なのでしょうね。) それから、出産が緑の多い雨期では無く厳しい乾期に当たってしまうのが分かると、メスのゾウはわざと毒のある草を食べて流産する、とか、ゾウは死んだ仲間を悼む、だとかいった伝承は学者のなかではまだ立証されていないとの事でした。 火山であるツァボの赤土を浴びて真っ赤になった身体で生い茂る緑の草地をゆくゾウの群れ。ゾウの群れが通る足音は思いのほか静かで、辺りには鳥の声が聞こえていたとの事。目の前を横切るゾウ、目の前で水を浴びるゾウ。ボランティアさんは、間近でゾウを見て来た感想を『迫力があって平和』だったと語っていました。 ゾウ以外にも野生の動物はたくさん居たとのことで、キリンのネッキングや、背の高い草地からぴょこぴょこと頭をのぞかせるガゼルの群れとか、水場にあらわれるイボイノシシだとか、捕らえたシマウマを食するライオンの群れだとかの映像も見せてもらいました。ああ、、いつか行きたいな。 また、現地では人間の開発によりゾウの生息地が分断されていること、その為に住民が生活の改善を迫られていることなどの問題も取り上げられました。目先の小さな利益を優先した為にもっと大きな取り返しのつかない利益を失ってしまうのだ、という事。それを伝えることが大変難しいと話しておられました。 「目先の利益のために、もっと大きな取り返しのつかない利益を失ってしまう」、これはアフリカだけの事では無い、との意見もあり、もっとも。気がつかねばならなことは、すごく身近にも沢山あるのだ、と思わされながら帰って来たのでした。
by majo_ceramica
| 2009-01-31 15:46
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